パーソナリティー障害とは
大多数の人とは違う反応や行動をすることで本人が苦しんでいたり、周りが困っているケースに診断される精神疾患です。
いくつかのタイプがあり、アメリカ精神医学会の診断基準では大きく分けて3つに分類されています。
A群
・妄想性パーソナリティ障害
・統合失調質パーソナリティ障害
・統合失調型パーソナリティ障害
B群
・境界性パーソナリティ障害
・自己愛性パーソナリティ障害
・反社会性パーソナリティ障害
・演技性パーソナリティ障害
C群
・依存性パーソナリティ障害
・強迫性パーソナリティ障害
・回避性パーソナリティ障害
これらのパーソナリティ障害の共通の特徴としては、発達期から(遅くとも思春期から成人期早期から)その徴候が認められること、
認知、感情、衝動コントロール、対人関係といったパーソナリティ機能の広い領域に障害が及んでいること、
その徴候が家庭や職場など広い場面で見受けられるなどを挙げることができます。
治療・予後について
パーソナリティ障害の治療には、比較的長期にわたって患者と治療者が協力して努力を続けることが欠かせません。
治療では、支持的精神療法、認知行動療法、精神分析的精神療法などの精神療法(orカウンセリング)が行われます。
薬物療法では、感情調整薬や選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)や少量の抗精神病薬が症状を軽くするのに有効であることが分かっています。
最近の研究では、パーソナリティ障害の特徴の多くは、年齢とともに徐々に軽快することが明らかにされています。
参照:「パーソナリティー障害」(みんなのメンタルヘルス)
(http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_personality.html)
パーソナリティー障害を扱った作品など
●たとえば檸檬
参照:「たとえば檸檬公式ブログ」
(http://lemon2012.exblog.jp/)
●凍える鏡
参照:「凍える鏡公式サイト」
(http://www.kogoeru.net/)
●17歳のカルテ
参照:「17歳のカルテ」(Wikipedia)
平成30年4月5日編集